※欠品中。製造でき次第の発送となる為、着日指定がある場合はご注意ください。
朝方4時から6時に獲れる「ウルメイワシ」はおなかの中にエサがないのが特徴です。そのため苦みが少なく美味しく食べられます。小さく、脂がないものを厳選し干し上げることで、噛むほどに旨味を感じられるウルメイワシの上乾です。
一袋20gパック入りです。
焼いてありますので、そのままお召し上がりいただけます。
開封後は冷蔵保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。
賞味期限:製造日より1年
楽しみ方
https://cookpad.com/recipe/list/46118475?category_id=173787
~阿久根のウルメイワシ~
阿久根のウルメイワシがなぜいいのか。
それは、昭和50年代後半ごろに阿久根の漁師と丸干し屋の「良いものをつくる」想いから始まりました。
「餌食いしていない鮮度の良いウルメイワシを獲ってきたら、最高の丸干しができあがる。そんなウルメイワシだったら、もっと高値で買いつける」という丸干し屋の要望に漁師が「鮮度のいいウルメイワシを獲ってきてやる」と応えていきます。
最初からうまくいったわけではありません。当時の漁師は、質よりも量を重視していました。しかし、丸干し屋が求めるウルメイワシは、なにより質が一番で、これに適うウルメイワシは明け方前の漁で一度しか漁獲のチャンスがなく、漁師にとってはリスクが高いものでした。
おなかにエサが少ないウルメイワシを獲り、新鮮な状態で市場に水揚げするために試行錯誤を繰り返した結果、朝4時から6時のウルメイワシを獲り、良い状態で丸干し屋が高値で買い付けるようになりました。
漁師が良いウルメイワシを獲り、丸干し屋が高値で買い付ける。それが今でも続いています。
同じ量でも質で価格はまったく違います。朝獲れの良い原料はトロ箱1ヶ13,000円、安い原料は1ヶ3,000円ほどです。だからこそ漁師は良い魚を獲ってきます。1日で100万円以上稼ぐ船もあるので、漁師の息子さんは皆継いでいます。
イワシの漁船でそれだけ漁師の跡継ぎがいるのは阿久根だけと言っても過言ではありません。他の地域は漁師がいなくなり、丸干しも作れなくなっています。夏場には大分の丸干し屋が毎日阿久根に買いに来るほどです。
丸干し屋が9軒残っているのは、日本全国でも阿久根だけです。
それでも2010年は15軒ありました。
このままだと無くなってしまうかもしれません。
地域の風景・地域らしさが残ることで、その地域の人たちは自分たちらしさを保つことができ、それが存在意義になるのではないかと思っています。
わたしたちは、これまで繋いできた”地域らしさ”を残していけるよう取り組んでいます。